公募研究B・筑波大学・久保敦講師の研究成果がPhys. Rev. A誌に掲載されました。
2023.06.29
Transverse spin angular momentum of a space-time surface plasmon polariton wave packet Naoki Ichiji, Daigo Oue, Murat Yessenov, Kenneth L. Schepler, Ayman F. Abouraddy, and Atsushi Kubo
Phys. Rev. A 107, 063517
https://doi.org/10.1103/PhysRevA.107.063517
近年、表面プラズモンポラリトンの横スピン角運動量(t-SAM)が形成するスピンテクスチャやトポロジカルな性質についての研究が盛んです。
本研究は、「space-time SPP波束」と呼ぶ、非回折的で形状安定なストラクチャード・ライト型プラズモン波束のスピンテクスチャについて調べ、ST-SPP波束が構造安定な面直スピンテクスチャとトポロジカルチャージ密度を伴って伝搬すること、群速度がsubluminal~superluminal領域に渡り制御可能であることを述べたものです。